日本蘚苔類学会

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20170111コケの生物学(研成社)出版のお知らせ

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皆様
北川尚史先生がプランタに長期連載されていた『コケの生物学』ですが,このたび,一冊の単行本として出版されました.

『コケの生物学』 北川尚史著・しだとこけ談話会編集
  研成社 定価1600円+税 284頁
ISBN 978-4-87639-533-0

すでに雑誌をお持ちの方も多いと思いますが,今回の単行本化にあたり,連載中には省かれていた引用文献を掲載,連載終了以降に得られた知見を各章末に注としておぎない,また化石や原糸体については最新の知見を補遺として載せるなど,単行本だけに掲載されている情報が満載です.

honto(書影があります)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28268923.html

アマゾン(13日から販売)
https://www.amazon.co.jp/dp/4876395330/ref=sr_1_cc_1?s=aps&ie=UTF8&qid=1484099208&sr=1-1-catcorr&keywords=%E3%82%B3%E3%82%B1%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6


コケの生物学の目次は以下のとおりです.


本書の出版にあたり              
序章 コケとは何か
第一章 コケと緑藻との関係           
(1) 緑藻との共通点
(2) 緑藻との相違点
(3) コケは緑藻の何に最も近縁か
(4) 車軸藻との関係
第二章 コケとシダとの関係
(1) シダとの共通点
(2) シダとの相違点
配偶体
胞子体
(3) 古生代の化石に見る両者の関係
(4) 二次代謝物
第三章 コケが先かシダが先か『羅生門シンドローム』
(1) 前進説(新生説)
(2) 相同説
第四章 コケの生活史
(1) 生活史を学ぶことの意義
(2) 陸上植物の世代交代
(3) 生活史に関係する用語の問題
(4) ゼニゴケの生活史
胞子発芽
配偶体
受精と胚の発達
胞子体
第五章 コケの有性生殖
(1) 生殖器官
(2) 雌雄性
(3) 受精
第六章 コケの胞子散布
(1) 胞子の大きさと数
(2) 胞子の放出機構
ツチゴケ型
カワゴケ型
オオツボゴケ型
ミズゴケ型
クロゴケ型
イクビゴケ型
スギゴケ型
ツリガネゴケ型
蘚類の通常の型
苔類の通常の型
ツノゴケ類の通常の型
第七章 コケの栄養生殖
(1) 植物体の分割による栄養生殖
(2) 再生による栄養生殖
(3) 無性芽による栄養生殖
コケにおける無性芽の意義
無性芽の定義と形状
無性芽の定義と形状(続き)
若干の具体例
第八章 胞子発芽と原糸体
(1) 胞子発芽
胞子の寿命
胞子の休眠
胞子外発芽と胞子内発芽
発芽生理
(2) 原糸体
蘚類
苔類とツノゴケ類
第九章 コケと水              
(1) 耐乾性
水分代謝におけるコケの特性
形態的適応
(2) 水の通道
外部通道
内部通道
第十章 コケと他の生物           
(1) 脊椎動物
(2) 無脊椎動物
昆虫
その他の小動物
藻類
菌類
細菌
第十一章 コケと人生             
(1) 間接的な関わり
(2) 直接的な関わり
観賞用のコケ
ミズゴケ
(3) 環境の指標としてのコケ
着生性のコケ
銅ゴケ
補遺
コケ植物の化石における最近の知見(片桐知之)
原糸体から得られた近年の形態形成情報(大塩愛子)
菌類と細菌類との共生に関する近年の研究(秋山弘之)
あとがき
引用文献一覧
索引

ぜひご一読ください.

兵庫県立人と自然の博物館
秋山弘之
最終更新 2017年 1月 16日(月曜日) 08:55  

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